【脱力】ランニング中の手の握り方は「生卵」が正解?40代・50代が陥る「力み」の罠と解決策
「肩が凝るランニング」していませんか?
ランニング中、どうしてもペースが落ちてくると「頑張ろう」として全身に力が入ってしまいますよね。特に私たち40代・50代のランナーにとって、無意識の「力み」はスタミナを奪う大敵です。
よくランニングの教本には「手は生卵を優しく握るように」と書かれています。
これはあまりにも有名な定説ですが、初心者の頃の私は「ふーん、軽く握ればいいのね」と軽く流していました。
しかし、この「生卵」の意味を本当の意味で理解したのは、ある手痛い失敗をしてからでした。
【失敗談】「気合い」=「握り拳」だと思っていた
まだ私がランニングを始めて間もない頃の話です。
ハーフマラソンの後半、脚が重くなり、「ここからが勝負だ!」と気合いを入れ直しました。
「腕を振れ!脚を動かせ!」
そう念じれば念じるほど、私の両手は無意識のうちに**ガチガチの握り拳**を作っていました。まるで、見えない敵を殴り倒すかのように、親指を人差し指の内側に強く押し込んでいたのです。
結果はどうだったか。
ゴールした後、脚の疲れ以上に襲ってきたのは、酷い「肩こり」と「背中の痛み」でした。
レース中盤から呼吸が浅くなり、腕が重くて振れなくなった原因。それは間違いなく、あの「握り拳」にあったのです。
なぜ「強く握る」といけないのか?(身体の連動性)
人間の身体は不思議なもので、末端(手)が緊張すると、その緊張は鎖骨を通って体幹へと伝染します。
1. 手を強く握る
2. 前腕の筋肉が張る
3. 上腕二頭筋・三頭筋が固まる
4. 肩が上がり、肩甲骨の動きがロックされる
私がハーフマラソンで陥ったのはまさにこの悪循環でした。
「生卵を握るように」というのは、単なる精神論ではなく、「肩甲骨をスムーズに動かして、呼吸を楽にするためのスイッチ」だったのです。
もしあの時、私の手の中に本物の生卵があったら、黄身と白身で私の手はベトベトになっていたことでしょう(笑)。
40代・50代こそ「脱力」が推進力になる
若い頃なら体力任せにガムシャラに走ってもなんとかなったかもしれません。しかし、年齢を重ねた今の私たちに必要なのは、いかにエネルギーロスを減らすか、つまり「脱力」です。
もしあなたが、走った後に肩周りの重さを感じるなら、一度ご自身の「手」を見直してみてください。
親指は上を向いていますか?
手のひらに小さな空間はありますか?
私の場合は、きつくなった時こそ「生卵、生卵…」と唱え、あえて指先をプラプラと揺らすようにしています。不思議なことに、手の力が抜けると、スッと背筋が伸びて、脚がまた前に出始めるのです。
まとめ
「たかが手の握り方」ですが、そこにはマラソン完走やタイム向上のための大きなヒントが隠されています。
次回のランニングでは、ぜひ「決して割ってはいけない高価な生卵」を持っているつもりで走ってみてください。きっと、走った後の肩の軽さに驚くはずです。



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