こんにちは、Free Run Life 管理人のふじわらです。
あなたがもし、走っている時に「ドスドス」という大きな着地音が気になる、または走った後に決まって膝や足首に違和感を覚えるなら、それはフォームからのSOSサインかもしれません。
特に40代・50代になると、若い頃よりも筋力や関節の柔軟性が低下するため、着地時の衝撃がそのまま体への負担となり、怪我のリスクを劇的に高めてしまいます。
この記事では、「着地音を消す」という簡単な意識一つで、ランニングの衝撃を劇的に減らし、怪我なく長く走り続けるための具体的なフォーム改善ノウハウを、実体験を交えて徹底解説します。
着地音が大きいランナーが抱える3つのリスク
あなたの足音が大きいと感じるなら、それは単にうるさいだけでなく、ランニング効率と怪我のリスクに直結しています。
1. 膝・足首への蓄積ダメージが深刻になる
着地音が大きいということは、地面からの衝撃を足や膝が吸収しきれていない証拠です。ランニングでは体重の約3倍もの衝撃がかかると言われますが、これが硬い着地によって5倍、6倍にも跳ね上がることがあります。
この過剰な衝撃の積み重ねこそが、ランナーを悩ませる「膝の痛み(ランナー膝)」や「シンスプリント」の最大の原因です。
2. 疲労の蓄積が早まり、後半に失速する
衝撃が大きいランニングは、衝撃を吸収するために無駄な力を使っています。つまり、必要以上にエネルギーを消費している状態です。
結果として、フルマラソン後半(特に30km以降)でエネルギー切れを起こしやすく、フォームが崩れてさらに大きな衝撃を生むという負のスパイラルに陥ってしまいます。
3. 前に進む推進力が無駄になっている
大きな音を立てる「ドスンドスン」という着地は、体がブレーキをかけている動きと同義です。衝撃が上に逃げてしまい、前に進む推進力に効率よく変換されていません。
着地音を消すことは、エネルギーを前に進む力に変えることにも繋がります。
着地音を「消す」ための3つの具体的なフォーム改善法
着地音を小さくするための意識は、複雑なフォーム理論を覚えるよりも簡単で即効性があります。今日からできる3つのノウハウを実践しましょう。
1. ピッチを上げる:「地面を軽く触る」意識を持つ
着地音を小さくする最も簡単な方法は、ピッチ(足の回転数)を上げることです。
- 悪い例:1分間に160回以下のピッチで、大きく地面を蹴りつける走り方。
- 改善のポイント:1分間に180回のピッチを目標にしましょう。
ピッチを速くすると、一歩あたりの地面との接地時間が短くなり、自然と「地面を軽く触る」感覚に変わります。スマホのメトロノームアプリなどで180のリズムを聞きながら走るのがおすすめです。
2. 重心を意識する:真下に着地する感覚を持つ
着地音が大きいランナーの多くは、体の重心よりも前や踵(かかと)側で着地しています。これはブレーキ動作となり、大きな衝撃を生みます。
改善のポイント:
「自分の体(重心)の真下」に足が着くことを意識してください。前足部の真下、あるいは足の裏全体(ミッドフット)で、そっと地面に触れるような優しい着地を心がけましょう。
3. 足首の使い方:「ベタ足」を卒業する
着地音が大きい原因の多くは、足首がガチガチに固まった「ベタ足」着地です。
改善のポイント:
着地する瞬間、足首を固めるのではなく、バネのように「クッションの役割」を果たさせるイメージです。膝を伸ばしきらず、軽く曲げた状態で着地することで、ふくらはぎの筋肉とアキレス腱が衝撃を吸収してくれます。

【実体験】私が着地改善のために取り入れた3つのドリル
私も40代に入ってから、以前より着地音が大きくなり、膝の痛みを感じていました。その時に取り入れて効果を実感したシンプルなドリルをご紹介します。
1. その場での「小刻みジャンプ」
腕を振らずにその場で、地面から数センチだけ足を浮かすイメージで小刻みにジャンプを繰り返します。
これを走り出す前に1分間行うことで、足首のバネと、地面との接地時間を短くする感覚を体に覚え込ませることができます。
2. 「スキップ」で前傾姿勢をチェック
子供の頃のようにスキップをしてみてください。自然と体が前に傾き、着地時の衝撃が最小限になる姿勢を体感できます。
この「自然な前傾と足首のバネ」の感覚を残したまま、ランニングに移行するのがコツです。
3. 「真下着地」を意識したウォーキング
ウォーキングからランニングに移行する際、体を前傾させ、重心の真下に足を着地させることを意識して歩きます。
踵からガツンとつくのではなく、足裏全体で地面を捉える感覚です。この感覚を忘れないまま、少しずつスピードを上げていくと、自然とランニングフォームが改善されます。
着地衝撃を減らすための「ギア」戦略
フォーム改善には時間がかかります。その間の怪我を防ぐために、40代・50代はギアの力を積極的に借りるべきです。
1. 衝撃吸収性の高いシューズを選ぶ
特にフルマラソンのトレーニングにおいては、薄底シューズよりも、十分なクッション性と安定性を備えたシューズを選ぶことが、膝への負担を減らす最短ルートです。
▼足を守る!クッション性重視のおすすめシューズ
私がトレーニングで愛用しているクッション性の高いシューズレビューはこちら
2. インソールで衝撃吸収力を高める
シューズの性能に頼るだけでなく、高機能なインソールを導入することも強く推奨します。
標準のインソールを変えるだけで、足裏全体で衝撃を受け止める力が変わり、後半の足持ちが劇的に改善します。
▼膝の痛みを抱えるランナーに
おすすめの高機能インソールレビューはこちら
3. 痛みが強い場合はサポーターも活用
もし、フォーム改善の途中や疲労が溜まった状態で特定の部位(膝など)に痛みが出た場合は、無理をせず一時的にランニング用のサポーターを活用することも賢明です。
怪我をして走れなくなる期間を作らないことが、サブ3.5への一番の近道です。
まとめ
着地音を意識することは、あなたのランニングを「ドスンドスン」から「スッスッス」へと変え、長く健康的に走り続けるための大きな一歩になります。
まずは今日のランニングで、イヤホンを外して「自分の足音」に耳を澄ませてみてください。静かな走りができれば、きっと翌日の体の軽さに驚くはずです。



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