はじめに:「膝が痛くて走れない」その悩み、よくあります
ランニングを始めると、多くの人が最初に感じるのが膝の痛みです。
「走るたびに膝がズキズキする」「フォームが悪いのかな?」「もう走らない方がいい?」
そんな不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
実は膝の痛みの多くは、走り方や筋力バランス、練習量などによって引き起こされるもの。
正しく原因を知って対処すれば、ほとんどの痛みは改善できます。
この記事では、初心者が特に起こしやすい「膝の痛み」の原因と、
今日からできる対処法をわかりやすく紹介します。
1. よくある膝の痛みの原因は「走りすぎ」と「フォームの崩れ」
初心者の多くが痛みを感じるタイミングは、「距離を伸ばし始めた頃」です。
急に走る量が増えたり、毎日続けたりすると、膝に繰り返しの衝撃がかかります。
特に以下のようなケースは注意が必要です:
- 急に10km以上走るようになった
- 坂道や硬いアスファルトを連続で走っている
- ランニングフォームが前傾すぎる/着地が強い
こうした走り方は、膝の外側・前側・内側に負担をかけて痛みを引き起こします。
つまり、膝そのものが悪いのではなく、「走り方と量の問題」であることがほとんどなのです。
2. よくある3つの痛みタイプをチェック
膝の痛みといっても場所によって原因が違います。以下の3タイプを見てみましょう。
| 痛む場所 | 主な原因 | 特徴 |
|---|---|---|
| 膝の外側 | 腸脛靭帯炎(ランナー膝) | 下り坂や長距離でズキズキ痛む |
| 膝の前側(皿の下) | 膝蓋腱炎 | 階段の上り下りや着地で痛む |
| 膝の内側 | 鵞足炎(がそくえん) | 膝の内側を押すと痛い・長時間走ると違和感 |
いずれも、走るフォームや筋肉の使い方に原因があります。
どの痛みでも共通するのは、「オーバーワーク+フォームの乱れ」です。
3. 痛みが出たときの正しい対処法
まず大切なのは、無理して走らないこと。
「少し痛いけど我慢できる」状態でも走り続けると、慢性化する可能性があります。
✔︎ 走るのをやめて2〜3日安静に
まずは膝を休ませ、炎症を落ち着かせることが最優先です。
冷却(アイシング)を1日2〜3回、1回15分ほど行うと効果的です。
✔︎ ストレッチとマッサージで筋肉を緩める
膝痛の原因は、多くの場合太ももの硬さにあります。
太もも前(大腿四頭筋)・外側(腸脛靭帯)・お尻(大殿筋)を中心にほぐしましょう。
✔︎ 治まったらウォーキングから再開
痛みが落ち着いたら、いきなり走らず、早歩き→ゆっくりジョグの順で復帰を。
完全に痛みが消えるまで焦らず段階的に戻しましょう。
4. 膝を守るためにできる予防トレーニング
膝を守るには、太もも・お尻・体幹を鍛えることがポイントです。
筋肉がクッションの役割を果たし、膝への衝撃を分散してくれます。
- スクワット(10回×2セット):膝がつま先より前に出ないように。
- ヒップリフト(10回×2セット):お尻の筋肉を活性化。
- サイドレッグリフト(片足10回×2):太もも外側を鍛えて腸脛靭帯炎を予防。
- プランク(30秒×2セット):体幹を安定させフォームを崩れにくく。
これらはどれも自宅でできる簡単メニュー。
週2〜3回の補強で、膝の痛みを予防する“土台”を作れます。
5. フォームを見直すだけで痛みは激減する
走り方そのものに問題がある場合も多いです。
特に、かかとで強く着地したり、前傾しすぎるフォームは膝への負担が大きくなります。
以下のポイントを意識してみてください:
- 軽く前傾姿勢(5度ほど)で背筋を伸ばす
- 着地は足の中〜前寄り(ミッドフット)
- 膝を伸ばしきらず、軽く曲げた状態で着地
- 歩幅を少し狭くしてテンポよく(ピッチ180前後)
最初は少し違和感がありますが、慣れると驚くほど膝がラクになります。
スマホで自分のフォームを撮影して確認するのもおすすめです。
6. 痛みが続くときは早めに専門家へ
数週間以上痛みが引かない場合は、整形外科やスポーツクリニックの受診をおすすめします。
「走れなくなる前に対処する」ことが、復帰を早める最短ルートです。
プロの視点でフォームや筋肉バランスを見てもらえば、
自分では気づけない原因がすぐにわかります。
おわりに:膝の痛みは「体のサイン」。正しく向き合えば必ず改善します
ランニングで膝が痛むのは、「体がまだ慣れていませんよ」というサインです。
痛みを無視して走り続けるよりも、休む勇気とリスタートの準備を大切にしましょう。
無理せず正しい知識でケアをすれば、膝の痛みはほとんどの人が克服できます。
走れない時期こそ、体を整えるチャンス。
また気持ちよく走れる日が必ず来ます。
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